AIケアマネに任せよう
囲碁の名人戦を時々覗いている(仕事中なのに)。碁界最高峰の戦いだがネット碁2段程度でも中盤までは充分に楽しめる(ヨセ段階になるとほとんどわからないが)。で、見てて不思議なことがある。AIはほとんど勝敗の帰趨を7割方で示しているが、結果はひっくり返っているということがある。恐らくAI同士の勝負だと予想のとおりになるのであろうが、人間様は間違えるのであろう、正しい道筋を選ばなくて、結果勝ちがポロリと逃げていくのである。
「人間だもの・・・」ではないが、だからこそ面白いのである。AIのご教授はありがたく受け止めつつも、実際のヒリヒリとした勝負は人間のみが味わえる世界である。勝負への執念と美しい碁(作品)への希求、そして自分のスタイルへのこだわり、そこに押し引きが生まれ、様々なドラマが展開される。
AIケアプランと人間との関係も似たようなものになるのかなと予想している。プラン(ご宣託)を通して生まれる様々な人間関係の綾、人間ケアマネはそこに自分というものをどのように入れ込むと全体の調和が図れるのかを考え1手ごとに変化する局面を評価し次の手につなげていく。ケアマネという職業の醍醐味はそういったところにもある。
令和4年10月27日
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