再び前回の続き
再び前回に続くつぶやき。しつこいと嫌われるので(もう嫌われている、と周りのスタッフが・・・)今回で一旦区切りをつける。
数字で示せるデーターを見つけることができないので、根拠なしと切られること覚悟で、とりあえず言い放つ。
22年間介護保険行政の推移を見てきて人材の流入が止まった主たる原因は2005年の改定とコムスン事件だと思っている。
特に酷かったのは2005年の改定である。介護保険制度が鳴り物入りで始まったのは2000年。社会の期待は大きく、〇〇兆円産業の出現などと謳われ各種専門学校、高校、大学の専門コースなどは人気沸騰で知り合いの講師などは身がいくつあっても足りないなどと悲鳴を上げていた。
ところが2005年改定で予防給付が新設され要支援者のケアマネジメントは地域支援事業に組み込まれ地域包括支援センター管理となった。これにより「もうお金は使わないよ」というわかりやすいメッセージが広がり、介護業界への人材の流入熱は一気に冷めた。以降各講座、教室の定員割れ、閉鎖が続出している。
続くコムスン事件により介護への社会的信用が低下しそれに呼応するように介護報酬はマイナス改定が続き、にもかかわらずそれに対する行政への国民からの非難はそれほど起こることはなかった。
前述したように訪問介護就業者の平均年齢は60を超えている。今残っているヘルパーはその頃から続いている人材が多い。現役のヘルパーはそんなに辞めない、やりがいのある職場であるから。でも外の人は現場を知らないから、入ってこようとはしない。寂しいことだがこれが現状である。
最後は本当の愚痴になった。
令和4年2月2日
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