引っ越しだ!
令和4年4月27日に事務所のお引越しと相成った。引越し先は小倉北区の真鶴会館。現事務所から100メートルほど離れたところにある。市民センターも入っているからだろうか地域では知られた建物である。タクシーの運転手、訪問客等へ場所を教えるのに都合が良い物件である。
会社としては平成15年にこの事業を立ち上げて以来今回で3回目の移動である。思えば引っ越し付いてる人生であった。物心ついてから現在まで11回は引っ越ししている。私が生まれる前も4回ほど居を変えていたと亡き母が話していた。結構な回数である。であるからだろう、引っ越し日が近づくにつれ、ざわざわ、わあわあ、日毎に落ち着かなくなる職員を横目に見ながら自分一人「?(きょとん)」としている。
昔の一般でいうと、高度成長時代であるから普通住まいが変わるとアップグレードするものだが、なぜかしら我が家はそうはならなかった、内風呂から風呂無しもあったし、共同トイレ、流し台というのもあった。親子5人が6畳1間という今では考えられない生活を余儀なくされていた時期もあった。でも、まあ、子供だからだろうか、さほど苦にはならなかったように記憶している。
今は流行らないが、我々の世代までは貧乏自慢は酒席で定番の話題であった。私は自分より上手の悲惨エピソードを殆ど聞いたことがなかった。自虐マウントの取り放題であった。
自然と私は引っ越しに夢、希望の類を描いたことはなかったし(外見では浮き浮き顔を装ってはいたが)、反対に引越し後の不満というのもほとんど漏らしたことはなかった。
ということで今回の引っ越しも私の中ではそういった場面の繰り返しで、人生の単なる一コマでしかないと思っている。いたるところに靑山ありである。エントロピーの収束ではないが、乱雑はいつかは収まるものである。
令和4年4月22日
0コメント