5月病?

引っ越しをして、すぐにGW突入、あっという間に2週間が過ぎた。時間が2倍速で進んだせいであろう、ブログの更新が落ちてしまった。どこにも支障はないのだが、サボっているようでいい気持ちはしない。

さて、新年度が始まって1ヶ月、このGW開けにはそろそろ5月病罹患者が巷に、という時期である。毎年何人の新人ケアマネがこの業界に入っているのかは知らないが、そのうちの何%かは「こんなはずでは」と思っていることだろう。人が最も好むのは自由な状態で、嫌なのは管理されることであろう。ケアマネは管理するものであり、管理されるものである。まあ、管理する方はほとんど保守点検みたいな業務だが、管理されている内容は相手がお上であるが故にかなりめんどくさい。監査で痛い目には遭いたくないので、出来得る限り瑕疵のない書類を自らに科す。それが堪えるのである。ライン設定が難しいから性格によっては、やればやるほど漏れがあるような強迫観念に囚われるのである。火元の始末が気になって何度も帰宅するのと同じである。くり返し同じことをしている。

時々監査の人が好例として推奨するいわゆる優良事業所の仕事ぶりにはただただ恐れ入るしかない。その書類は社会に何をもたらすのだろうか。誰か教えていただきたい。完璧までに仕上がった計画書はどこで輝いているのであろうか。そこに費やされた時間とエネルギーを想像すると、なんだかいたたまれなくなる。自分で自分を管理することほど神経を弱らせるものはない。その結果ケアマネはバーン・アウトするのである。5月病は心の悲鳴、その微小なサインと言われている。

肝に銘じたい。周りはあんたには無関係でしょ、という顔をしているが。

令和4年5月11日

ケアマネ矢田光雄のひとり言

福岡県北九州市小倉北区真鶴にて「小倉ケアプランセンター」というケアマネ・ヘルパー事業所を経営しております。 こちらでは日々のひとり言をつぶやいております。

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