今回はウクライナ問題
3回ほどヘルパー関連の話が続いた。ヘルパー事業の行く末を案ずるあまりのことである。
さて今回は久方ぶりにウクライナのことを少し。
支援疲れ、物価高への怒り、いろいろあって戦争の記事が日毎に少なくなってきている。そういった中でも戦争の被害は拡大の一途を辿っている。報道では大きくは扱われていないが戦死者の数も市民も含め相当数に上っているのだろう。もはや双方とも一歩も引かないという表面上はチキンレースの様相を呈している。
クレムリンは敗北なんて考えてもいないだろうが一部を除く他の国々の為政者たちも同様に皆プーチン勝利後の世界は想像すらしたくないだろう。それは獣性に満ちた力のみが支配する暗黒ワールドで、そこではどのような徳も正義もすべて欺瞞であると罵倒され、冷笑されることだろうから。親は子に、師は弟子に、〇〇は〇〇に語るべき言葉を失う。
人類は2度の世界大戦を経験し、今や核という終末を齎す最終兵器を手にして、ここにいたってはもう再び世界規模の戦争はないだろうとある意味高をくくっていた。が、しかし現実に核爆発の可能性を帯びた戦争があろうことかヨーロッパで起きた。驚愕である。我々は解決の瞬間までこの災禍を理性的に処理できるのだろうか。日常の背後には恐怖がいつも潜んでいる、そんな未来しか残せないのだろうか。
我々の発する言葉、他者への行為、それら全ては歴史の大河に注いでいる。河は海に繋がり、そのはるか水平線の果ては太古の人類が描いた世界のごとく、滝となって落ちているのかもしれない。
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