冬鴉 言葉は尽きて 明日を待つ

このブログを始めた時、週1でと宣言したのだが、いつの間にか月1も怪しくなってきた。おそらく今回が今年最後になろう。

職業柄ネットの検索傾向は介護、福祉、医療に(偶に変なとこも覗くが)偏っているが相変わらず介護に関しては来年以降も希望を持てる展望は描けない。介護保険が始まってようやく24年、干支で言えば2周りである。とっくに成人式は終えている。いつまでお子様扱い、管理に血眼になるのであろうか。確かに制度はますます複雑になり、運用の中身も虫眼鏡が必要になるくらい細かくはなっている。きちんとケアしないと、と厚生官僚が意気込むのも分からないではないが、にしても行き過ぎの感は否めない。聞けば課題分析の内容も変更があるとか(国は変更ではなく、よりわかりやすく解説したとのことだが)。「適切なケアマネジメント方式」が標準研修に組み込まれ、連動で課題分析もということだろう。

でも余計なお世話である。今後10年経たずにケアプラン作成はAIにとって替わるはずである。AI様の後追いをしてどうするのだろう。これからのケアマネが自らを磨き上げる場面は個人、社会への専門的関与であるソーシャルワークを主としたマネジメントである。

介護計画作成はAI様におまかせし、今こそ官・民・教育機関一体となって対人援助の基本に立ち返った研修プラグラムを早急に作り上げるべきである。もちろんそこには介護支援専門員協会は主体的にリード役として関与しなくては行けないのだが。

令和5年12月30日

ケアマネ矢田光雄のひとり言

福岡県北九州市小倉北区真鶴にて「小倉ケアプランセンター」というケアマネ・ヘルパー事業所を経営しております。 こちらでは日々のひとり言をつぶやいております。

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