ケアプラン有料化?

ケアプラン有料化、いずれそうなるであろうから、今のうちに書き留めておく。それ見たことかと毒づきたいがためでもあるが、私個人としては有料化は大賛成である。業務独占にしての有料化が専門職としてのあるべき姿であろう。タダというのはどうひかえめに見ても業務に対しての評価が高いとは認められない。初回、継続、変更プランそれぞれに価格を設定し、その他の相談内容に対しても時間給をお願いしたい。それが大方のケアマネの本音であろう。加えて、それに伴い、養成機関を大学に設置し、質の担保にも目を向けてもらいたい。ケアマネジメントはソーシャルワークを核とした専門的な系統だった教育が必要な業種である。カリキュラムを厳選し、しかるべき大学機関で人材の育成を図るべきであろう。10年後には介護はもとより全世代、全障害をカバーできるケアマネが誕生することを期待したい。

蛇足ながら、有料化して、セルフプランが残ってしまうとどうなるかを、少し想像してみる。私の知識不足も考えられるので、どなたか指摘をしていただきたい。恐らく多くの要援助者は月1400円前後のプラン作成料を支払うことを回避してセルフプランに向かうと思われる。その提出先は介護保険窓口である。はて、当該窓口職員にそのチェック機能はあるのだろうか、あっても大量のセルフプランを捌き切れるのだろうか。厚生労働省の役人がそこまで考えてくれているかどうかは甚だ心もとないが、少なくとも全国介護保険課課長会議という場では協議の俎上には載ってるだろうと思いたい。

令和7年2月4日

ケアマネ矢田光雄のひとり言

福岡県北九州市小倉北区真鶴にて「小倉ケアプランセンター」というケアマネ・ヘルパー事業所を経営しております。 こちらでは日々のひとり言をつぶやいております。

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