原点はそこかも

大阪万博の雲行きが怪しい。東京発信のテレビ番組を小さい頃に見れなかったというのもあろうが私は大阪芸人を通して見る大阪人の気質は大好きである。松竹新喜劇、吉本新喜劇、デン助劇場等嫌と言うほど「笑かして」「泣かして」頂いた。芸人の評価を素人がするのはどうかと思うが、好きな大阪芸人は昔であれば藤山寛美、桂枝雀、今なら(亡くなったけど)アホの坂田。大したものと感心するのはさんま。さんまさんの、大阪由来(奈良だけど)の自己の本質を表に出さず、全国版の自分を作り直して世に対峙している姿勢はブラウン管で見るたびに唸ってしまう。生の大阪人と親しくしたことは無いからいいかげんなんだけど、大阪人の良さは、どんなことしても、最終的には「あほやなあ」で済ませることにある。特にオカンをはじめとした大阪女性の「あっほくさ」は究極の「許し」で、ダメ男をほっとさせる。私は大阪人は全てを受け止める、受け流す(度量ではない)器量があると勝手に思い込んでいる。だから大阪人が他人の言葉をまともに取り上げて、まともに怒ったりするとびっくりする。生粋の江戸っ子ではないが、この人ホンマモンの大阪人やろか、と。

夢の中で居酒屋の女将は同郷の若いヘタレに

「いっくらでも馬鹿しなはれ、でも、からかわれても、バカにされても大阪以外で本気で怒ったらアカンで、彼奴等は所詮〇〇や、トーシロや、あてらにしかわからんのや、悔しさも喜びも全て、あてらにしかわからん、んでもその寂しさが自分たちの宝やないの。」と慰めている。その横で大阪人でない大阪ファンである私は黙って安酒を舐めている。

なんやらかんやらで、色々な意味で大阪がマジもんで何かをしようとすると、つい心配したくなるのである。

ケアマネ矢田光雄のひとり言

福岡県北九州市小倉北区真鶴にて「小倉ケアプランセンター」というケアマネ・ヘルパー事業所を経営しております。 こちらでは日々のひとり言をつぶやいております。

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